あかつき塾の理念「自己肯定感がすべての基本!」その身につけかたは「ハードルを下げる」こと。すると?
昨日は、コーチングのプロの 三浦 将 (Shoma Miura)さんによる、新著『「できる自分」を呼び覚ます一番シンプルな方法』の出版記念講演会に参加してきました。
あかつき塾が理念として掲げる自己肯定感についてのセミナーでした。
自分のためと同時に、あかつき塾のみんなや保護者様のためにも、自己肯定感がアップする指導を心がけていきたいと思います。
まずは指導者の自己肯定感を高めること。
そして当然ながら、そんな指導者に導かれた子供ほど自己肯定感がアップし、成績もアップする。
そんな好循環のサイクルを目指します。
目の前のハードルを低くして、ひとつひとつ認めてやる。「ダメ出しの子育て」ではなく「褒める」。
その小さな積み重ねがいつか「臨界点」に達したとき、こどもの「潜在能力」が目覚め始めます。
重要なのは「臨界点」に達するまで毎日小さなハードルを越えた自分をほめ続けること=習慣力
ずっと抑圧されていては目覚めようがありません。
脳科学者の茂木健一郎氏も述べていますが、すべての人間にはうまれつき「ひらめき脳」が存在します。
それを開花させることができるかどうかは、「思いこみ」という呪縛から脳が「解放」されるかどうかです。
「思いこみ」は文字通り「思いこみ」でしかありません。
「できない」のではなく「できないと思い込んでいる」から「しない」のだと、アドラー心理学でも述べています。
脳の「解放」のためには、周りの大人からの否定的発言が最大の弊害です。
ぜひ、保護者様自らもハードルを低くし、毎日自分を褒めてやってください。すると子どもを褒められるようになりますよ!
日本人の自己肯定感は世界と比べてもひときわ低いと言われています。
学力アップに必要な第一条件は「自己肯定感」です。他人との比較ではありません。「昨日の自分」との比較です。
成績で競わせる進学塾では、他人との比較による「自信」をつけることができます。ただし上位クラスのみ。
上位クラスに入れるならそれもよいでしょう。そんな「自信」のつけかたもあります。
ただし「自信」と「自己肯定感」は異なるものです。
「自己肯定感」がベースにない他人との比較による「自信」は非常に薄っぺらく、
上に行けば行くほどどこまでいってもキリがありません。
(このあたりは昨日の三浦先生のセミナーで聞いてきた内容を私なりにまとめました)
一方、下位クラスは、他人との無駄な比較により「自信」を失っていきます。
あかつき塾で他人との成績比較表を張り出さないのは、それが意味のないことだと認識しているからです。
本人ががんばっているかどうかが一番の基準!! そのほうが絶対に伸びる! 他人との比較は無駄!!自信をもってお伝えします。
ぜひ一緒に自分も子どもも、人との比較による「自信」ではない本当の「自己肯定感」で、一日一日半歩でも前進してきましょう!
セミナー内容のまとめはコチラ↓
先日一度ご紹介した金城学院中学数学教員の斎藤先生の完璧な振り返り記事😋です。これ以上のまとめは書けないので拝借しました。
今後、金城学院に進学される生徒さんがもしいたら、斎藤先生が担任になるとよいですね。
数学の教え方が死ぬほどわかりやすい。かつ生徒指導も熱心。自らも向上しようとする姿勢が先生には大事です。私もそうします!
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■自己肯定感とは?
・自分にダメ出しせず、OKを出せる感覚
■なぜ自己肯定感をもつことが大切なのか?
・高い自己肯定感を持つと、未来への不安や心配が少なくなる。また、メンタル、気持ちの安定につながる。それにより、
1) 幸福感を持てるようになる
2) 自分の潜在能力が発揮できるようになる
3) 他者に対しても肯定できるようになる
■自己肯定感を高めるにはどうすればよいか?
・自分に対する要求水準を下げ、自分にOKを出しやすくする。
・できるだけ他人と自分を比較しない。人と比較するのが自己肯定感を下げる大きな要因。人と比較すると自分のダメ出しにつながりやすいため。
→どうせなら昨日の自分と今日の自分を比較するべき
・“感謝”の習慣をもつようにする。例えば、ハーバード大のショーン・エイカー氏が提案するように1日に3つ感謝を書き出すなどすると、思考がポジティブになり、自己肯定感の向上につながる。
・他者に対しては積極的に自己開示を行うようにする。また、他者からは自分についてのフィードバックをもらい、自分への認識を高める(ジョハリの窓)。
■日本人の自己肯定感が低いことの一つの要因
・日本式の「~でなければならない」という、お仕着せの型へあてはめようとする教育が児童・生徒を委縮させている。
■その他:アドラー心理学のアルフレッド・アドラーによる「幸福の三原則」
(1)自己受容(つまり自己肯定感)
(2)他者信頼(他者を信頼する)
(3)他者貢献(他者に貢献する)
・自分が幸せになるのが目標なのに、三つのうち二つが“他者”に関することである。
・エゴを少なくして利他を多くした方が人間は幸せになれる。
・マズローの心理学でも、「欲求の段階説」の中で、6段階の6番目に生じる欲求として「自己超越の欲求」を挙げている。