【本当は楽しい国文法】国文法の魅力にとりつかれるお話を聴いてみませんか

以下は中小個人塾長向けに行う指導者講座の内容ですが、保護者の皆様にも国文法の楽しさや重要性を知っていただきたくご案内します。

⭐️塾生保護者様の中で視聴されたいかたは、お申し出願います。後日URLをお伝えします。

ここ数日、前島先生の個別指導の様子を後ろから見ています。一人一人にじっくりと語りかけるように「ことば」に対する正確な意味と同時に、ことばへの感性も養う本当に丁寧な指導です。植物に肥やしをやるようにじっくりと、ことばや文章、それに伴う背景知識を語られます。

私の感想は一言で言うなら「生徒、いいな。羨ましい。私も受講したい。」です。夏休みの個別指導はお昼にあるので、私も見ていられてラッキーです。自分の塾でやっていることなのに変ですね。やはり文章の選択がさすがなんです。理解してもらいたいことばの選択も当たり前ですが精選されたものばかり。受講生は絶対に無駄にしないよう覚えておかないと損ですよ。

⭐️来年度卒業予定の人数分だけですと、今のところの募集は4名です。年末あたりから正式募集、来年度の開始は2月から3月です。


塾生保護者様へ〜前島先生のご紹介を兼ねてご参考までに〜『国語の本質を識る』前島良雄先生による指導者講座 – 第2ターム 】(中小個人塾対象)

『悦ばしき口語文法』8/31(月)10:30-12:00 zoom, Youtube

「国文法というのは例外の多い変な規則を覚えるだけの退屈で何の役にも立たないつまらないものだ」という不幸な思い込みを粉砕したいと思います。

前回まででお話ししてきたように、日本語(だけではなくて諸外国語も)は「自然言語」です。だからそれは数多の自然の存在と同様、人間の力などまだまだ及ばないような精緻で合理的な構造をそなえ、確固たるミクロコスモスを形成しています。ーーたとえば雪の結晶がそうであるように、あるいは、天体の運行がそうであるようにーー。まさに造化の妙と言ってもいい世界です。

文法体系をそのような美しさと合理性をそなえたものとして明らかにすることで、「理系科目は得意だけれども国語だけはどうしてもだめだ」と言っている生徒に「言語」の世界のおもしろさ、美しさを知ってもらうことができるでしょう。

ところで、このように美しく精密な体系であるはずの文法が、「わずらわしいだけの暗記分野」というものに矮小化されてしまった原因は何でしょうか? 「国文法」に関して言えば、圧倒的に国語教育にたずさわってきた人々の不見識、不誠実が責められるべきでしょう。

だが、それと同程度に、いや、もしかするとそれ以上に罪が重いのは、「学校英文法」と、それを無批判に受け入れ教えてきた少なくはない英語教育関係の人々でしょう。

その点についても、今回は率直に、容赦なくお話ししたいと思っています。ぜひ英語を教えていらっしゃる方にもお聴きいただき、ご意見・ご感想をお寄せいただきたいものです。

『我が上なる輝ける星空と我が内なる道徳律』そして文法 前島良雄 (イマヌエル・カント『実践理性批判』より )