「国語と数学」という二大言語

東大・東工大・医学部物理講座を担当されている東京都の予備校物理講師 内藤先生というかたがツイッターで以下のように述べています。

「受験勉強は現代文と数学の二大言語が全ての科目の根幹な気がする。この二大言語を読み取るという作業の習得が最も時間がかかり、殆どの受験生ができていないことに気づけている生徒がとても少ないと私は勝手に思っている。低学年でこの二大言語を完成させておくことが最も効率の良い勉強だと思う。」

国語だけでなく数学も「言語」というところがなるほどと感じました。

新年から新学期にかけて、さらにみんなの二大言語を強化するためにどうするか考えなければいけないと思いました。

現代文基礎力養成(高校生向き)ですが、優しく書いてあり中学生から読めます。論説文頻出の抽象語の解説がわかりやすく書いてあります。

高校入試頻出の語彙も豊富に掲載されています。(5名の河合塾講師の共著となっていますが、このうちお二方は存じ上げており愛知県公立・私立高校入試分析までなさっている素晴らしい先生です。)

抽象語こそ現代文のキーワード。すなわち抽象語を知らなければ、文章の主旨がつかめないということになります。

「客観・主観」「相対・絶対」のような対義語から「アイデンティティ・ジレンマ・イデオロギー・ニヒリズム・レトリック…」などカタカナ語まで。普通に高校入試の文章に出てきます。

これのベーシックバージョンから入るとよいです。小学生版とありますが、中学生でも充分すぎる内容です。取り入れたい方はお申し出願います。