【ことばの学校 語彙力診断25問】ことばは力。

↑河合出版 『ことばはちからダ!』(著者のうち今となっては当塾個別指導の前島先生が最年長であり河合塾小中グリーンコース、私立中学生コースのラスボスです。模試監修なども。)


ことばの学校の語彙力診断、試しにご家族みなさんでチャレンジしてみてください。

語彙力診断25問やってみよう!語彙力診断25問

ちょっと迷うものもあったのではないでしょうか。お子さんと一緒に辞書を引いてみてくださいね。

意外に思われるかもしれませんが、算数の文章題で「半分にする」がわからない、もしくはすぐにピンとこない子が結構います。

「2人で分ける」と表現するとようやくわかるようです。2という数字が出てこないとわからないのですね。さらに学年が上がると「一人あたり」という表現になります。

「一人あたり」。ひょっとしたら、くじで「一人だけ当たり!」と思っているかもしれません。これでは「単位量あたり」などわかるはずありません。「単位量?」となりますね。

小学校の算数はこの「単位量あたり」がほぼすべてと言ってもよいでしょう。中学の理科の計算問題も「単位量あたり」がわかっていることが基本です。

圧力、密度、飽和水蒸気量などが、別々の計算問題に見えてしまうのは「単位量あたり」の理解が不十分だからです。

いつのまにか算数や理科の話になりましたが、ことばはすべての基礎です。だからまずはことば、読書なんです。

数字を並べて適当に「+-×÷」のどれかを入れている子もいます。問題文を読んでいない、もしくは読めない、場面をイメージしていない、そもそもその発想がないと言えます。

10年以上前、4年生のお母様にお願いされたことがあります。

「多くは望みません。+か−か×か÷か、それだけでもわかるようにしてください。」

実はこのお願い、かなり難易度高めです。数ヶ月でなんとかなると思われますか。

これは算数の力がどうとかいう問題ではありません。だから「ことばの学校」が必要です。読書が好きで問題ないように見える子でも意外と確認してみないとわからないものです。

ことばの学校を一定期間続けると、まず算数が上がり始めます。次いで「本の続きを読みたがるようになった。」とのお声をいただくようになります。

なかなか読みたがらない子もいます。しかしだからこそ継続が必要です。放っておいたらますます読みません。漫画も無理どころか、今や短時間の動画しか無理という子が増えています。

語彙力、読解力は学力の礎です。中学になったら、部活や提出物などに忙しく、教科書の文章しか読まなくなる可能性が大きいので、小学校から中学校に上がっても継続されることをおすすめします。

ことばの学校公式HP