【対策をしなくてよい子を育てる】
地に根を張るタンポポのように。主根を太く長く伸ばそう。
令和3年(2021)より開始の大学入試新テスト、どういった点が変わるのでしょうか。
覚えた知識をどう生かすかといった思考力や判断力を測る設問が増える。
国語と数学の一部で、センター試験にはなかった記述式問題が導入される。
新テストでは知識そのものを問う問題はなくなるが、知識がなければ表現力や思考力は伴わないため、国語や数学などでは勉強するべきことは変わらない。
全教科で文章を読み解く国語力が要求され、普段から本を読んだり、資料を読んだりすることが大切。
(5/28 産經新聞 河合塾進学教育事業本部の船津昌己副本部長のお話を抜粋)
思考力、判断力、表現力。
どれもこれをやれば大丈夫というものではありません。
ではどうしたらよいのでしょうか。
新テストの傾向に慣れる練習は必要でしょうが、そもそもの学力を時間をかけてじっくりと培うしかありません。近道はないですね。
要は、長い文章・様々な資料を短時間で整理し、即座にまとめて答えを導き出せるか。それを適切に記述することができるか。
しかし学力を身につけてしまえば、上記のことについて特に対策する必要があるようには思えません。ある程度、形式に慣れるための練習をすれば済むことです。
「そんな簡単じゃないよ」
という声が聞こえてきそうです。
そうです。簡単ではありません。
対策が必要でない子に育てなければならないのですから。
学力とは、短期間に小手先のテクニックで身につくものではありません。
「全教科で文章を読み解く国語力が要求され、普段から本を読んだり、資料を読んだりすることが大切。」
先に示したとおり、時間がかかります。
だから小学生から学ぶ環境を作ってやりましょう。その過程は、どんなレジャーや娯楽よりも楽しいですよ。一過性の楽しみとは違い、他のどんな思い出にも勝ります。一過性ではない一生ものの学力となって返ってきます。それはお子さんにとって、両親からの最大のプレゼントになることでしょう。
あかつき塾では
「ブレない学習習慣は小学生から」
と共に、
「対策の必要ない子に育てる」
を今後のテーマにしていきます。塾にこれで終わりはありません。常に進化していきます。