【漢字・語彙・読解・読書】に対する取り組み


「漢字が苦手なんです」

入塾面談で1、2を争うお悩みです。「得意なんです」という方は皆無です。普通にやっていては、「得意」にはなれません。

なんでもそうですが、苦手を得意に変えようというとき「これさえやれば」「短期間で」という発想ではうまくいきません。

極めるならばなおのこと。どっぷり浸かってなんぼです。


とはいえ、それが簡単にできたらそもそも悩みません。ご自宅で徹底しきれないから塾があるのです。

じゃあ塾に入れれば成績が上がるのか?

否です。週二回だけ各1時間学習し、それ以外何もしない。それで成績が上がるわけがありません。

いつも申し上げておりますが、ご家庭のご協力を得られる場合とそうでない場合には、明らかに結果に差が出ます。

単純に学習日が週二回が週七回に増えるのですから、学習時間増え、かつ学習が途切れません。伸びるためには一回の学習時間ではなく、毎日の継続なんです。

塾に来るだけですと、次来るときには前やったことは全部忘れています。一からまた勉強し直しになり非効率的です。お金の無駄遣いになりかねません。

小学生なら宿題提出にご協力を。小学生ほど親のご協力如何で大きく差が出ます。中学生なら徐々に学習環境整備の方にシフトするご協力をお願いいたします。

ただし中1生を急に手放すことは危険です。子どもの成長は緩やかです。入学した途端、中学生になるわけではありません。

難しいからこそ子育ては楽しく、ときに面倒です。量を減らす時期はあっても、勉強から完全撤退しないよう共にがんばりましょう!

合格させたら終わりではなく、生涯にわたり勉強を継続させる軸を作る。

これが当塾の存在意義です。

だから付け焼き刃のテクニックは、最後の手段としか思っておりません。これに慣れると高校に入ったらドロップアウトしてしまうからです。


前おきが長くなりましたが、今回のテーマに入ります。

①漢字

※ストーリー性のある漢字教材などを繰り返す中で、文脈の中で熟語として覚える。あくまでも使えるようにするのが目的。

同じ漢字をお経のように何回も書くのは勉強ではない。手の運動。勉強したつもりになりやすいので注意。

同じ漢字は三回以内で覚える→忘れる→※を繰り返すスパイラル方式。短期記憶から長期記憶となり、そのうち忘れなくなる。

②語彙

一冊終わったら次。終わったら他の種類を。この理屈も上に同じ。同じ語句に再度出会ったり、違う用例で出てくるため、同じ語句でも使用場面のバリエーションが増す。

③読解

難しすぎない文章、毎日少しずつ。手始めに家庭学習としてやるなら、学研の「毎日の学習」(市販) が無理なくできる。一日一ページ毎日やる。

塾内での取り組みについては、算数との兼ね合い・本人のペース・やる気・理解度により、取り組むテキストのレベル・種類・量を決めています。読解。これがやはりあかつき塾の肝です。

④読書

①から③の要素を全て含んでいる。物語・説明文・論説文全てのジャンルを。

小学生なら今のうち。中学生になると、読書時間をほとんど取れないのが現実。だからこそ「ことばの学校」などで強制的に読書時間を確保することをお勧めします。


【ことばの学校】

帰国子女さんからのお問い合わせも増えてきました。「読みたい、わかりたいのに、読めない」という現状から早く脱却し、わかる喜びを味わってほしいと思います。