【成績って買えるの? 】成績は売っていませんが、学力なら育てています。
今日、ある塾の先生のブログを読んでいました。いつも共感できる内容ばかりで、こんな塾にできたら理想だと思っています。
そんな方でも昔、保護者様に「塾には成績を買いにきている」とお叱りを受けた経験がおありとか。
「お金を払っているんだから」即効性を求めるお気持ちはわかります。
いやしかし、成績って買えるのでしょうか?そして成績って売れるのでしょうか?
この保護者様は、例えば病院でも同じように「健康を買いにきている」と言うのでしょうか。たぶん言わないでしょう。
たしかに塾はたくさんありますし、「生徒募集!」「一ヶ月 体験学習無料!」と安売りしすぎな感は否めません。
それに対して、
「患者募集!」「一ヶ月 診察無料!」という病院は見たことがありません。
病院や学校と違って、塾はたまに軽く見られがちです。
しかし「塾はあくまでも学校に入るための予備的な存在、日陰サービス産業」というご認識の方ほど、塾を転々とする「塾ジプシー」となり成績も上がりません。
このように塾と保護者様との方針が一致していないと、こんなはずじゃなかった…とお互いにズレが生じます。
大切なのは「方針と相性の一致」
塾と保護者様とには相性があります。相思相愛の関係ですと非常に効果が出ます。
2018年6月あたりにブログを始めて以来、当塾の方針に共感いただける方からのお問い合わせが増え、感謝しております。(遠くは中村区のかたまで!) ありがたいお話です。
実際は近さも大事ですから、なかなかみなさんに通っていただくことは難しいのですが、15年間の教育への想いが広く伝わっていることを嬉しくありがたく存じます。
もちろん反感を持たれることもあります。
「世の中の2割の人には必ず嫌われ、2割の人に必ず好かれ、あとの6割の人は通りすがり」と言われますから仕方ありません。
例えば、、
「強者の論理」や「昭和感」とのリプも。
それなら生徒さんを将来、「強者」になれるよう育ててみようじゃあないですか。学力は生き抜くための一つの強い武器となり得るのですから。
成績を売ることはできませんが、生徒さんの学力を育てることはできます。
また、昭和だろうと平成だろうと、教育に流行り廃りを持ち込むのは軽率です。
小学生の間は勉強させないとやらない、というブログは反響が大きく、なかなか楽しめました。「勉強させる」との表現がインパクト大なんでしょうね。「勉強=かわいそう」なイメージなんでしょうか。
でもやる気が出るのを待っていたら、それこそ日が暮れますからね。そんな方ほど急に慌て始め、「成績を買いにくる」ことになります。
不摂生がたたって病院に「健康を買いに」きてもすぐには買えません。患者さんにも生活を改善する意思が必要です。
やはり環境を整え、刺激を与えながらの「待ち育て」が必要ではありませんか?
あかつき塾は、「👦🏻教えて💓教えて」精神からいかに自律型に持っていけるかを常に考えています。「🧒🏻教えて💓教えて」精神では絶対に伸びません。
だからといって、いきなり突き放すのとは違います。種まき、水やり、光を当てながら待ち育てます。肥料はそこそこに。肥料のやりすぎは腐るもと。
小学生から丹念に。
「教え授ける」(ふくしま式) は、もちろん大切。
「一生ブレない学習習慣」をつけることを軸に、今日もがんばりましたよ^ ^