【神の倉中学 定期テスト回数が減ってラッキーな理由】

神の倉中学の定期テストの回数が減りました。これは塾としても勉強する子にとってもいいことだと思います。

定期テスト回数が減るメリットは、定期テストに振り回されずに腰をすえて基礎力をつけられるところです。実力をつける時間も取れます。

常々、塾生の力を練り上げるのに定期テストがじゃまだと思っていた私や勉強習慣のある子にはよい制度です。

定期テストが頻繁にあると、ほとんどの子は一旦定期テスト勉強に全振りになるので、その子が本来やるべき勉強からしばらく離れることになります。これが非常にもったいないと思ってきました。

テスト範囲の勉強に全力になるのはいいことだけれども、「そのほかはやりません」もしくは「やりきれません」と、どうしてもなってしまいます。

定期テストの縛りがないほうが伸ばせる子は伸ばせます。

一方、復習が必要な子も挽回する時間が取れます。わからない上にさらに新しいことをやる無理ゲーをしなくてもよくなります。

逆に、定期テスト回数が減ると、やらない子はやらないまま過ぎていく期間が長くなります。できていないことが露見する時期が遅れるため手当てが遅れます。たまった未消化部分をあとから挽回するのは今以上に大変になります。

長短ありますが、当塾では定期テスト回数が減る長所を活かせるような勉強のしかたをしていってもらうつもりです。

定期テストの回数が減ってラッキーですが、くれぐれも楽できるからではありません。

例えば英語なら今の教科書に振り回されずに正しい順番で力をつけられるため、英語が中1早々、壊滅的にならずに済みます。国語なら国文法や語彙力をつける時間が取れます。教科書以外の文章にも取り組めるでしょう。

このように実力をつける時間、および不得意分野の理解と反復練習、未定着分野の復習をする時間が取れる点でラッキーなのです。

やる子はコツコツやるし、やらない子はダラダラするしで、学力差は開くかもしれません。もちろんコツコツやる派に入り、基礎力も実力もつけていきましょう!