【今後、差がつく力のNo.1は、読んで理解する力】年長・低学年からはじめる言語教育
ここ数年、読むことへの抵抗感が著しく大きくなったと感じています。
子どもがもともと読むのを厭わない子である、もしくはなんとか読むように育ちつつあるなら、それだけで今後かなり抜きん出た存在になれるでしょう。考えるための素養が育っているわけですから。
学力向上には、一文ずつ噛みしめるように読め、さらには文章全体を俯瞰する力が必要です。そこからようやく自分の考えというものが生まれます。最初から話したり書いたりできるはずがありません。アウトプットするものが溜まっていないのですから。
アウトプットが重視される昨今ですが、アウトプットは、型さえ知ればあとは簡単です。それよりも何をアウトプットするのか、その中身が問われます。
そのためには、まずは読む力です。文字列を見ただけで拒否反応を示すようなら要注意です。
年長さん、低学年から、否が応でも週何回か読んだり聴いたりする機会を設けてください。日常生活内でのことばは限られています。日常生活内ではなかなか出てこないことばが本の中にはあります。しかも絵がついているので場面想定に役立ちます。
「勉強ができる子に育てたい。」声高に言って構わないと私は思います。
勉強ができる子の土俵に上がるために、当たり前に持っていたいもの、それは読む力です。人は言葉によって考えるのですから、言葉が貧弱であれば思考のレベルも自ずと決まってきます。
ぜひ、ことばの学校で活字を追う習慣をつけてください。まずは母語の確立です。
慣れてきたら、英語を英語のまま理解する(直読直解)のYOM-TOXをお試しください。
6年生になったら、文法重視の「中学準備英語」をおすすめします。