【高校一年生の勉強】大学受験のための読書案内

高校入試が終わると同時に、大手塾からは「3年後の大学入試に備えて」というようなパンフが届きそうな時期ですね。

私としてはそう焦らずに高1〜高2夏頃までは今までやれなかったことを楽しんだらどうかと思います。特に読書には最適な時期です。

大学受験のための読書案内

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定期テストだけはきちんと取り組みましょう。私のいう「定期テストをきちんと取り組む」は、3週間前からのことを指します。高校の定期テスト範囲は広いので、中学までのように2週間前からではやりきれません。やりきったとしても、一時的にその場をしのいだにすぎないでしょう。

平日疲れて部活から帰ってきて勉強できる時間は、せいぜい2時間あるかないか。その時間内に毎日集中し復習すること。これがまず大前提です。

さらにテスト2週間前になったら、ちょっと負荷を上げる。土日は朝・午後・夜のうち、2タームを勉強に充てる。午後はやりたくないなら、朝と夜で5時間はやる。1週間前なら、午後含めて1日8時間。

これくらいやれば高校の定期テストもまず安心でしょう。勉強とその他のメリハリをつけることで勉強にも集中できます。

高校に入ったからといってすぐに敷かれたレールに乗らず、まずは勉強のしかたについてもがいてください。その後にしか「自分に合う勉強法」はみつからないためです。

親としては、真っ直ぐきれいなルートに乗せてやりたいかもしれませんが、近視眼的にならず、情報のアンテナだけは立てつつ大きく構えていてください。(勉強習慣を崩したくない、わからない問題だけは質問したい、そうは言っても不安だから何か指針が欲しいというときは、あかつき塾を利用していただいても構いません。)

高校1年生はサボってはいけませんが、型にはめずたくさん悩ませてください。目には見えませんが、大人になるための根っこを伸ばす時期です。受け身の大学生・若者が増えているのは、あふれんばかりの情報量に目を奪われてしまい、自分の道は自分で考えるという過程を飛ばしてしまったから、というのも一因でしょう。

部活、友達、恋愛を楽しんでください。さらに単行本を一冊鞄に入れておくとカッコいいですよ。私は高1の頃、クラスメイト(後に東大文Iに合格) の真似をして格好から入りました。岩波新書を一冊ずつ揃えていきました。当時一通り読んだことが、読む体力をつけたと思っています。

数学を先取り、英語を先取りする場合にも多少骨の折れる読書、活字文化から離れないことをお勧めします。