【中1生 英文法基礎復習講座】英語がわからなくなってきたのは君のせいじゃない。でもやるのは君だ!

では誰のせいか?

結論から言うと、指導要領に沿うべく作られた検定教科書の構成上の問題です。コミュニケーション重視のあまり、文法がわからなくなるような構成になっています。学校の先生もまた、それに沿って教えなければならない義務があるのでしかたありません。

だからあかつき塾では信念に基づき、ニューホライズンを使用しながらも文法重視でいきます。


1・2学期初めまで、点が取れていたはずの英語。なんだか最近とれない。混乱してきた。こんな中1生をよくみかけます。


まず1学期。

英語、心配だけど一からがんばるぞ!とみんな思っています。まあユニット0までは楽しいですね。「単語テストがある!やらなかん!」というくらいでしょうか。

やがて be動詞の現在形を習います。

そもそも「be」って何?から始まり、

教科書訳では「〜です」

たしかにこう訳すしかありません。

しかし訳せているだけで、be動詞の性質を理解していない。

これが後に混乱する元となります。

be動詞は、「=イコール」の性質を持っています。

例えば、He is Ken.

He すなわち=Kenという図式です。

まだ1学期のうちは「です」と訳せていれば乗り切れました。

しかし2学期以降、英語がわからなくなったと感じる中1生の多くは、be動詞の性質を理解していません。


そして2学期。

一般動詞をたくさん習いました。

これまた一般動詞を

like すきです

want ほしいです

have 持っています

などと訳します。たしかに日本語訳だとこうなります。しかしここが第2の混乱の元。

「〜です」と訳しているのに、なぜbe動詞を使わないのか? 「すきです」なら「like is」じゃないのか?

この質問、毎年よく受けます。もちろん火曜英語の授業では伝えています。テスト対策でも指摘しています。

しかし、いろいろ習ううちに混乱してしまうのでしょう。もう一度復習させようと思います。


そして3学期。現在進行形を習いました。

「be動詞+一般動詞のing形」で

「しています。」

この単元だけを学習している間は大丈夫なんです。ひたすら「be動詞+一般動詞のing形」を書いていればよいのですから。


さて問題はここから。ぜーんぶMIXされたらわけがわからない。

しかも、「一人称・二人称・三人称」「単数・複数」も絡んできます。

「なんでsがついてるの?」と聞くと「三人称単数だから」とは答えてくれます。「じゃあ三人称単数って何?」と聞くと「heとかsheとか?」という尻切れトンボな回答が大半です。

「三人称単数とは、I,you以外の一人(一つ)」とピシッと答えてくれるのは、少数派です。この子たちは、5か5に近い4を取ってきますね。


まとめ

文法は大切です。コミュニケーション英語が前面に出ている時代ですが、文法の重要性は変わりません。

もちろんコミュニケーション英語から先に入り、あとから文法がついてくる場合もあります。母国語の習得過程と同じですね。

しかし私たちの母国語は日本語です。日本語を日常的に使用している限り、文法を軸に学習を進めていったほうが現実的です。

幼児から英会話に慣れ親しむことを否定するつもりはありませんが、必須ではありません。耳慣れやフレーズが口をついて出るという意味では役立ちます。

しかし英会話を習っていたことと中学の英語のテストで「書ける」こととは無関係です。

中学に入ったらまずは文法を一から学習しましょう!

あかつき塾では、今英語につまずきを感じている中一生を対象に【英文法基礎復習講座】を実施します。

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