早期からの科目選択について思うこと〜知識の海は広く深いのに

新しい大学入試に向けて

初年度の現高1生も手探りですが、現中3生も早くから大きな決断が必要になるようです。

高1で早くも、文理の選択、選択科目(地歴公民・理科)を決めなければなりません。

まだろくに学習してないうちから選択せよ、とは早すぎる気がしてなりません。

「全人教育」の視点から見ると、早くから科目をしぼりすぎるのは残念なことです。

受験に必要な科目しぼりすぎることは、将来的な視野や選択肢を狭めると思いますが、みなさんはどう思われますか?

母校では、文系でも数3まで学習したり、世界史選択でも最後まで日本史の定期テストがあったりしたものです。

その時は他の高校と比較し、時間的に不利だと感じていましたが、超集中する力が身についたのではないかと思います。

また「教養」という意味でも、最低限どの分野の知識も持ち合わせていたいものです。

個人的には、あまり早い時期から大学受験を意識した高校のコース分けは好きではありません。

高校に入ってしばらくは、もがきながら自分なりの学習法を模索する必要があるでしょう。だれかの真似から入るのも手です。それが合わなければ変えていけばいい、葛藤しながら進む時間的余裕が若い時期には必要だと思いませんか?

いつまでも与えられた学習を与えられた分だけこなしていたのでは、自分で考えない大人になる気がします。

中3生は高校入試が終わったら、しばらくは好きなことに目を向けてほしいですね。もちろん定期テストだけはしっかりやるという前提です。青春を謳歌しつつ勉学もしっかりね、と思っています。

今は風邪をひかないように、やるだけのことをやり、春を待ちましょう🌸