【国文法の「係り受け」が英語でも大事な理由】英語の時間に国文法も6/21(月)

本日の英語授業では、期末テスト範囲の国文法もできる限り取り組んでもらいます。

【期末テスト範囲 国文法】

中1 ※連文節の係り受け(国語・英語の基本)

中2 敬語(神の倉・扇台)、活用のない自立語(扇台)

中3 国文法はなし。英語教科書本文テストと演習問題。間違えたものはテスト前に確認する。一見して終わらない。


【国文法の「係り受け」が英語でも大事な理由】

中1の今回のテスト範囲「係り受け」の理解度は、学年が上がるにつれ英語にも影響を及ぼします。

国文法的に理解できない文を英語で理解するのは英文が本格的になるほど困難になります。難関国公立大になるほど「係り受け」を始めとした国語の力が必要です。

「4技能」と言われていますが、それは共通テストまでです。しかも共通テストは「複数テクストを読み解く」力を測るはずでしたが、早くも一年目からその目的を果たしておりません。今後しばらくの間、形式的には複数テクスト(図表等の資料)を無理にでも取り入れていくでしょうが、今のままでは本来の英語力を問えません。ただの情報処理能力を問うテストであり大学入学に必要な学力を確認するテストではありません。では情報処理能力を正しく測れるテストかと言われると、実はそうでもなく「ただのノイズ」です。

(詳しくはHPトップにある前島先生の教育講演動画をご覧ください。)

ですから共通テストでは問えない英語力は各大学の二次試験で問われることになります。

そうは言うものの現状に合わせる必要もあり、当塾もそれに対応できるよう4技能教材を取り入れました。しかしあくまでも基本は「文法的・構造的に理解を伴う読む力」に力点を置いています。


既に大学側からは、大学入試センターに対し「共通テストは各教科の力を問うものになっていない」との指摘が入っています。今後も体裁的に「複数テクスト」を入れてくるとは思いますが、その中で問われる内容は、結局今までと変わらず、大学に入れるだけの最低ラインの英語力を問うものです。

今の中高生は「揺れ動く教育改革」のど真ん中に位置する学年です。しばらくは振り回されていくでしょう。(今年の中学教科書改訂により既に明らかになりました。)

易きに流れると臨機応変に変化できませんが、その逆は可能です。ですからみなさんは、雑音に惑わされずあくまでも文法的に学習する姿勢でいてください。すると今後、どう改革が転がろうと対応が可能です。


「コミュニケーション英語が重要視されている今、完璧でミスのない英文を話さなくても単語を何となく並べときゃ通じるし何なら不完全な英語でも話そうとするガッツが良しとされるんだけど、英語という科目でいえば、細部までミスなく完璧な英文を理解し書けることを意識しないと早いうちに詰んでしまう。」(神奈川慧真館Twitter名りんごくんより引用)