【聖霊中学をおすすめする理由】「評価する」より「育てる」を実践
今年度、当塾から4名全員が聖霊中学に合格されました。進学後も通塾してくださるかたがほとんどで、ありがたいことです。
私が聖霊中学をおすすめするのは理由があります。入るまでも入ってからも、ちゃんと生徒自身と向き合おうとする姿勢が見られるからです。
「私立だから」といった変な力みがないのも特徴です。他の進学校と実績を競って、一部の生徒しかついていけないようなペースで進んだり、難しい検定外教科書を使ったりしません。
合格実績やハイレベルな授業をウリにするのは簡単です。ついてこられる一部の子だけを対象に頑張らせればよいのですから。
一方、聖霊中学の各教科のカリキュラムは、目の前の生徒に寄り添った構成となっています。
英語は、初学者でも英語嫌いにならないよう、カリキュラムに気遣いが散りばめられています。
特に中1には、ゆっくりじっくり基礎を固めさせようという気概と優しさを感じます。
定期テストは、学校で習ったことが定着しているかを見るテストです。(これが正しい定期テストのあり方ですが、そうでない定期テストを作成する学校も多いのです。)
勉強をした子なら相応の点数が取れる。それが定期テストの本来あるべき姿です。これなら勉強しがいがありますね。(振り落とすための入試問題とは性格が異なるはずです。)
一方、年2回の実力テストでは、応用問題も出ます。そこで差がつきます。
聖霊中学の定期テスト・実力テストは、共にそれぞれの役割を果たしているのです。
学校のテストなら、これが当たり前のようですが、そんなことはありません。やたら難問をやらせてみたり、過度なスピードで進んでみたりして、生徒を追いたくる私立中学も少なくありません。
意図がわからない定期テスト、公立・私立ともにたくさん見かけます。定期テストは、難しい問題をやらせればよいわけではありません。勉強しても点数が取れなくて、生徒がやる気を失くしてしまうようなテストは、作問する側に責があるのです。
生徒の頑張りが正しく結果に表れるよう導くのが学校の仕事です。しかし今や学校は「評価」の場となっています。
このような視点から見たとき、
学校全体として「評価しよう」ではなく、「育てよう」としている聖霊中学を、私がおすすめしたくなるのは当然の帰結です。
(偏差値上位校で、順位を競うのが楽しいタイプのお子さんは、競争の中で磨かれていくタイプです。ぜひ速いペース、深い深度で学習してください。それを否定するつもりは毛頭ありません。)
期待はしつつも、等身大のお子さんをよく観察してください。「お子さんがどこで輝けるか」これが志望校選びの一番の決め手です。