【『高校入試の要点が1冊でしっかりわかる本』】
世の中に勉強本はたくさんありますが、私は出版当時からプラスティーさんのファンです。
模試の前、入試の前など範囲が広いときに見渡せる優れものです。間違えやすいポイント注意も随所にあります。
短期間での見直し用なので、社会・理科のページ数が多くなっています。数学・英語はコンパクトにまとまっています。もちろん新教科書に対応しています。
特に国語は知識分野だけで構成されており、これだけは覚えようというメッセージが伝わってきます。
教科ごとに見開き1ページを使って中3生の勉強の流れがまとめてあります。秋から冬の今は「復習・苦手克服期間」、1月からは「まとめ・実力養成期間」です。
入試1日前まで伸びます(中学受験生はなおさら) 。最後まであきらめずにやり切ったらそれ相応の結果が返ってきます。
まじめに勉強してきた人が真摯に書いた本だとわかります。この本には、私が中学生の頃していたことと重なる点がいくつも書かれており、非常に共感できます。奇抜さを狙わない極めて王道路線の勉強本です。
今は「やり方」や「コツ」ブームですが、この本は本当の勉強のしかたを教えてくれます。出た当時、教室に置くために見た瞬間に買いました。貸し出し可能です。中1から読むとよいでしょう。
勉強のやり方がわからない人は、この本のとおりまずは真似してやってみましょう。真っ当な本だけあって近道は書いてありません。コツコツ継続するのが前提です。
今は勉強のやり方本や参考書・問題集が溢れている時代です。迷いますね。迷う場合は私に聞いてください。小5から参考書売り場を見てきて37年になります。継続した趣味といえば参考書選びくらいでしょうか。自分で言うのもなんですが、本屋の隅っこにあっても塾用教材であっても、「コレ‼︎」とピンときます。前島先生にも「この先生だ‼︎」と衝撃が走りました。教育・出版関係のものなら、その子に応じていいものをチョイスできると思っています。
必修テキストの国語はとくに解説をしっかり読みましょう。国語で点数を取ってくる子を見ていると、最初の「要点のまとめ」や「解説」を熟読しています。さらによくできる人ほどテキストだけでなく、教科書を活用しています。