【オリジナル国語コース】国語ほど個人差が出る教科はない
幼児・小学生はまず国語です。小学一年生の国語の時間割を見ればわかります。しかし教科書や教科書準拠ワークだけでは読む量が全く足りません。忙しい中学生になるとますます教科書しかやらなくなります。
その前に幼児・小学生から国語の力をつけていくのが当塾です。算数のように目に見えてこない分、国語は勉強する気になりにくいのは確かです。ですから時間をあえてつくり「漢字・語彙・文の成分・係り受け・読解」をしっかり学ぶ必要があります。
「書く力」は今流行りのキーワードですが、ひと昔前は「読解力」でした。文科省の指導要領改訂に従い、教科書・授業・テスト・通知表の観点が変わりました。それに合わせて教育・出版産業もまた「作文力」「筋道をたてて書く」「論理国語」「実用的文章」のキーワードで迫ってきます。
保護者様のお悩みも時代とともに変わりました。「読解力がありません。」がお悩みのメインでしたが、2年ほど前から「書けません。」が急増しました。これだけ世間で騒がれれば無理もありません。しかし書けるためには読めないといけませんし、読めるためには漢字力・語彙力が必要です。なんら順番に変わりはないのです。
同じことは英語の「4技能」ブームや「情報」や「プログラミング」にも言えます。中途半端な「情報」に舵を切る前に、本来なら高校数学に力を入れるほうが適切だと思いますが、来年度から高校で「情報」が教科化されます。
こうした次々と立ち現れるブームを片耳で気にはしつつも本当に今やることは何かを焦らず見極め、手を広げすぎないようにする選択眼を持っていただきたいと思います。
教育熱心なほど優先順位がわからなくなりがちです。我が子のためを思うとそうなります。「今なのか、今でなくてもよいのか」見えなくなったときにはぜひご相談願います。
ご近所の噂話やネットや営業に長けた教材会社に振り回されないようにしたいですね。ご家庭の指針を決めるなら信頼できる人から直接聞きましょう。お子さんの性格も鑑みて客観的に見られる人が相談役にはベストです。それが私と思ってくださるかたには惜しまず相談に乗らせていただきます。
「語彙力と漢字運用力、そして読解力は財産です。これがあれば勉強したいときにいつでも勉強できるし、本が読みたくなればたいていの本は読破できるようになります。」
『現代文単語げんたん』(学校採用No.2)著者土井諭先生(前島先生の教え子)もこうおっしゃっています。
勉強に必要なのはまず国語。これだけは変わりません。オリジナル国語コースでは個々に合わせて教材を選びます。
その子の顔を思い浮かべながら選ぶ時間は、私にとって仕事ではなく楽しい時間です。(小学生時は自分のため、子どもが小さいときは子どものため、今は塾生のみんなのため。対象は変わりますが好きなことは変わりませんね。)