【国語の力を伸ばす法】順番を守る。語彙力→読む力→書く力

前島先生の言葉には含蓄があります。これは塾講師歴45年(内河合塾32年)の経験から発せられる真実の言葉です。

「うまく読めるようになれば、あとはちょっとしたコツで書けるようにもなります。」「記述力に不安を抱きすぎる必要はありません。」

「作文が苦手」「書くのが苦手」最近目立って増えたご相談内容です。

しかしその前に正しく読めているでしょうか。たくさんの文章に出会っているでしょうか。
この二つを満たしていれば、書くこと自体はそんなに難しいことではありません。
コツを少し学べば書けるようになっていきます。
つまり作文や記述が苦手なのは、書くための道具がまだそろっていないからです。

そのため当塾の「オリジナル国語」コースでは、まず「読む」「語彙を増やす」「正しい一文を書く」など、書くための道具を増やすところから入ります。
道具が一通りそろった結果、初めて「作文が書ける」ようになります。
「作文」だけをできるようにしようと思っても順番的に無理があるのです。

語彙がなければ書きようがありません。読めなければ自分の書いた文の間違いさえ気づきません。
語彙を増やす、一文ずつ読む、一文ずつ書く、そこから順番に練習していきましょう。

当塾の「オリジナル国語」コースでは、国語の力を伸ばすために必要なすべてをやり尽くします。
まず基礎を十分に培います。「書く」「作文」はそのあとです。

学力のすべてはつながっており、単発の力だけを伸ばすことはできません。そんなにうまい話はありません。

ただ「伸びたように見える」ことはあります。が、それはどこまで本物でしょうか。
ファーストフードとスローフード、どちらが人に優しいか、一度立ち止まって考えてみてくださいね。

以前書いたブログです↓

【読む力と書く力】圧倒的に「読める」が先