【算数・数学のできる子がしていること】は「見える化」
「カメラ分度器」というアプリで計ってみました。これならみんなできそうだなあ笑
分度器の季節がやってきました。
なかなか曲者です。
苦戦されているご家庭も多いはず。
なぜでしょうか。
そもそも子どもにとって「角度」という概念自体になじみがないからです。
「長さ」のほうが断然身近です。
でも「角度」って何? どこ?
これが普通です。
小2で「直角」を学習済みなので、正確にはお初ではないのですが、「角度」としては学習していません。
「この部分の大きさを計ってね」
と角度の印をつけます。
「👦🏻なにその印? 」
子どもの気持ちになり、想像してください。謎ですよね?
定規で直線部分を計っていた子もいます。
直線が2本交わっているところに、へんな印がついている。それくらいの見え方しかしていません。
どうしたらよいか?
「角度」を、「見える化」してやるのです。
この問題を解決するために昔ひらめいたのが扇子です。
角度の「見える化」には扇子です。
扇子を少しずつ開いていく。
「ほらだんだん開いてきたね。扇子をたくさん開くと、角度も大きくなっていくよ」
するとパッ💡と「角度」いうものの存在に気づくようです。
「見えていない」ものを「見える」存在にしてやること。
それにより紙面では理解しづらい内容も、一瞬で目に頭に入ってきます。
ヘレンケラーがwaterとcupの違いを知ったときと同じ感覚ではないでしょうか。
文章題を解かせようとしても言葉を知らなければ無理なのと同様に、分度器の使い方だけを教えようとしても無理なんですね。
分度器を使って何をしようとしているのか
角度を計ろうとしている。
角度とは何か?
きちんと理解して進むこと。
理解には「見える化」が一番。
だから、算数・数学の文章題を解くときも
図や表を書くことが必要なのです。
自分が理解するために図や表を書く。
つまり自分のための「見える化」作業です。
小5以降、どんどん抽象的概念が必要となってきます。
解くためには、抽象から具体におろしていかなけばなりません。
ノートをケチらず、大きく図を書く習慣を。間違えたら消さずにどんどん次の図を書いてみること。書けば書くほど上手くなり、いずれは自分にとって合う書き方を身につけていきます。
まずは例を真似ること。
質問したなら、私が書いた図をそのまま利用して「わかりました!」ではなく、必ず自分でも書いてみること。
これをやらない子は伸びません。
難しい問題集より、図を書くことに特化したシリーズがオススメです。
(図形シリーズオススメ記事は別に書きます。)