「かゆい部分」をゴリゴリ搔くには、楽でなく苦をとること

前回の続き「⑦かゆい部分を完全に満たすものはない」理由。

まず当たり前ですが、かゆい部分は人により異なるからです。

とはいえ多くの学生が「かゆい」思う部分でさえ、解説しきれていない参考書が多いですね。やはり不特定多数向けというところに限界があるのでしょうか。

ではこの人により異なる「かゆい部分」。どうしたらよいのでしょうか?

中堅以上の国公立大を目指す高校生、中学生とその保護者様には、ぜひとも知っておいていただきたいことがあります。

ハイクオリティな映像授業、便利なICT教材が溢れる現在ですが、それらをもってしてもなかなかどうして「かゆい部分」をダイレクトに搔いてはくれません。

泥臭い努力が必要です。

自分で複数の参考書を読み漁り、知識・理解の隙間を埋めていく作業。これを遅くとも高2から経験する。

するといつのまにか理解できていたり、あるいはストンと音を立ててわかる瞬間をはっきり自覚したりすることも。

そしてなんと!かゆい部分だけでなく、その周辺知識まで深まっていた!というおまけまでついてくる。

これは泥臭い学習をした者にだけついてくる特典。楽な学習か泥臭い学習か、どちらの方法をとってきたかの違いはココ。

「要領よく」ばかりを追求すると、ハッキリ言って落ちます。そして周りにも自分にも言い訳をしたくなります。(『言い訳の正体』については後日。)

書籍代はそのまま学力につながります。買った結果、あまり使わなかったとしても、やってみないとわからない部分もあります。本人が一冊に絞りきれずに迷っていたら、数冊分を投資してやってください。

そして最後に。

学校の先生にも勇気を出して聞いた、参考書もいろいろ調べた。それでもわからない部分が残ってる!気持ち悪いですね。

そんなとき、ようやく家庭教師やスカイプでの個別指導の出番です。

ここまでくると、かなり質問が明確になっているので、費用を最小減に効率よく指導を受けられます。

まだ小中学生のみなさんには先の話ですが、この段階まできたとき、ご相談をいただければお役に立てるアドバイスができると思います。

だいぶマイルドに書いたつもりです(^_^;)