ことばの学校(読むとくメソッド)に関して多い質問

読書でほんとうに読解力や語彙力が身につくか?

国語力を上げるには、漢字を覚える、ことわざや慣用句など知識を覚える、文法を理解する、文章を理解する、などの学習が必要です。

目的は、文章を正しく理解する力を伸ばすことです。しかし、教科書や問題集で学習するとしても、それだけでは圧倒的に文章の量が不足しています。

高い国語力を目指すには、たくさんの文章に触れることが必要です。そのための近道が読書です。

速聴速読が目的か?

いいえ、違います。

ことばの学校の速聴読システムは、心地よい速さよりもやや速度を上げた朗読音声を聴きながら読書をします。

集中力を持続し限られた時間で少しでも多くの文章に触れることが目的だからです。

必要以上に速く読むことを推奨していません。

早期の段階では、しっかり読んでことばの意味や文章の内容を理解することが最も大切です。

言葉の学校の朗読音声は、心地よい黙読の速さより少し速い速度で黙読の目線を引っぱっていきます

そうすることで、集中力がぐんと高いまり効果的な読書ができます。

徐々に速さを上げていくことで無理なく速読する力も伸ばせます。

しかし大切なのは、読書速度を上げることではなく、集中して速く正確に読み取る力を伸ばすことです。

無理に速い速度で読む必要はありません。

国語より英語や算数・数学のほうが大事なのでは?

国語はすべての教科を横断的に支える最も大切な教科です。

国語力は一朝一夕にはつきません。時間がかかるゆえに、教科書や問題集での学習とともに、幼児・小学生からの読書経験を豊富にすることはとても重要です。

国語力が低ければ、近いうちに間違いなく他教科の成績も伸び悩み始めます。

読書をするだけで、国語の成績が上がるか?

成績に直結する要素として重要になるのが語彙力です。

読書によって豊富な語彙力が身につけば、国語に限らずどの教科でも成績は上がります。

そこでことばの学校では、本を読みっぱなしにするのではなく、本の中から効果的に語彙・表現を学べるオリジナルプリントを用意しています。

子どもたちは読書の前後でことばの意味を確かめ、知らないことばの意味を覚えたり、文脈からことばの意味を類推することに取り組んでいます。

それでもわからないことばは、辞書を引かせ意味と用例を読ませます。こうして辞書の引き方も覚えていきます。

文章を読む速度は上がるか?

確実に上がります。読む速度に関連するのは、語彙力ことばをかたまりでとらえる力です。

ナレーターが正しく朗読するため、自然にことばをかたまりでとらえられるようになります。

年二回の診断テスト(有料)を受検していただくことでその変化を客観的にみることができます。

一年間でどれくらいの本が読めるか?

年間目標は、低学年で40冊~50冊、

小4から5年生で30~40冊。

それ以上の学年になると、一冊の内容が難しくなり長編となるので、30冊程度です。

どれくらいで効果があらわれるか?

短期間で(3か月から半年)であっという間に国語が伸びる子もいます。

算数の文章題ができるようになった、算数の記述問題に答えることができるようになった、など他教科に効果が現れることもよくあります。

多くは1年から数年かかるものです。したがって小学校から始めるのが得策です。