当たり前のことを当たり前にやる日々

今日は、普段からやっていることについて書きます。

午後は、生徒さん一人一人の顔を思い浮かべながら、その日学習するテキストと宿題をセットしています。

今日これ出しても大丈夫かな?

分からん分からんって泣きつくかも。

宿題の量これでいいかな?

この単元ならやれるよね。

もっと出したいけど、きっと多いよね。

やってくるかもしれないけど、たぶん雑になるぞ。

などなど思いながら調整しています。

難しいんです。ちょうどよい量を出すのは。多すぎず楽すぎず、少し頑張ればできる。これが一番達成感のある量です。

保護者様から見ると、物足りなく見えても本人にはちょうど良い場合もあります。多くして雑になるのは一番避けたいですね。

大急ぎでやったなこれは、というのは一目でわかります。もちろん、最近苦しんでるね、もわかります。

たまに丸めてくしゃくしゃになったプリントを伸ばしたものもあります。

たまにあることなので、うちの子だけかも、と心配なさらなくても大丈夫です。

その他、涙でしおれたもの、

食事はトマトソースパスタ🍝だったのね、とわかるもの、

鼻◯◯をなすりつけたもの(・・;)

などもあります。

丸めてくしゃくしゃになったものは、子どもにその時の嫌な感情を思い起こさせるので、直しはさせません。

せっかく元気に来たのに、くしゃくしゃプリントの直しからなんて、やる気がいっぺんに削がれてもったいないですよね。

それならいっそ新しいプリントをやったほうが、すっきり気持ちよく学習に入れます。

こどもにとって一番嫌なことは何かご存じですか?

ズバリ直しです!

だから宿題の直しを出すときは慎重です。

少しずつ小出しにする。直しが多すぎるときは本当に直すべきものだけチョイスする。

全問がっつり直させてほしい保護者様のお気持ちはわかりますが、子どものやる気のほうが大事です。

気持ちよく学習に向かわせるさじ加減は、塾の力量の一つです。ゴリゴリやらせてよいことなど一つもありません。

そのへんはよく見てますから、お任せいただきたいところです。

全部直している。それだけで本当は褒めてやらないといけないことです。苦痛なことを我慢してやっているのですから。

こんな気持ちで日々やっています。