【明和中学 名古屋に公立中高一貫校が開校】「適性検査」サンプル問題公表は2023年12月
愛知県が2025年度に開設する中高一貫校の入学試験のサンプル問題が、2023年12月に公表されるようです。
【動画で見る】知識を問う学力検査行わず…2025年度開校の愛知県立の中高一貫校 入試のサンプル問題を今年12月公表へ
【入学者選考の方法】
受験的なテクニックや知識量を測る「学力検査」は行わない。思考力や判断力などを問う「適性検査」と面接などで合否を判定する。
【中高一貫導入校の開校までのスケジュール】
(2023年度)
7月 入学者選抜方法の概要を公表
10月 入学者選抜方法・日程・教育内容を公表
11月 保護者説明会を開催
12月 サンプル問題を公表
2月 学校名を決定
(2024年度)
8月 入学希望者説明会開催
1〜3月 入学者選考、合格発表
(2025年度)
4月開校
〔2023年4月27日中日新聞県内版より〕
学力検査はないというものの、小学校6年生なりの基礎学力を有していなけば適性検査の問題にも適切に答えられません。
基礎学力はついていて当たり前とし、その上で考えたことを書き表したり、話し合ったり、協働して発表したりする力が求められるはずです。
また、中高一貫校設立のねらいは「答えのない社会的な課題解決に果敢にチャレンジし、創造的に解決する『チェンジ・メーカー』を育成すること」とあります。
非常に高い教育目標です。「チェンジ・メーカーを育成する」とありますが、育成する能力のある教員をどう揃えていくのかにも注目したいところです。
現在、大学でも「ディープテック」や「アントレプレナー」の講座が開講されるなど、「答えのない社会的な課題解決に果敢にチャレンジし、創造的に解決する」動きが活発です。大学と民間企業とで「社会をグローバルに変えられる」若者を探し、育てようと懸命になっているのを感じます。
ただ、ないものを創り出すためには今あるものを学ばなければなりません。今、小学生のみなさんは「守破離」でいう「守」の段階です。まだまだ目の前のことを勉強しましょう。
あかつき塾では、基礎的学習と共に、適性検査対策や個別指導(日本語運用能力の育成、幅広い教養の涵養)を行っています。