【小学校で80点は「安心」ではありません】小6生は中学に向けて身構えて勉強する時期に入りました
「小学校では普通だったのに中学校ではついていけなくなっているようです。」
この時期の中1生、初面談時によくうかがいます。中学に入ってからその厳しさを実感されるようです。
小学校の間は宿題しかやらなくてもそこそこできる子はいます。学校のテストができていればまず安心されるのは当然かもしれません。しかしそれは義務教育という小学生が身につけるべき最近ラインをクリアしているにすぎません。
実力不足であることは往々にしてあります。遅くとも小5からはきっちりと積み上げていかなければなりません。
【小学生が身につけておくべき力】
・毎日の学習継続力
・計算力(理解とスピード)
・漢字力(範囲の決まった小テストレベルではなく、あらゆる文脈の中で熟語として問われても答えられるレベル)
・語彙力
・読解力(教科書の文章だけでは全く足りません)
・単位量あたり・割合・速さ・比の理解力
・平面・空間図形の認識力
・規則性・場合の数で必要な論理的思考力
小学校でテストがだいたい80点あっても、これらを十分にクリアしているわけではありません。中学で上位層に入るにはこれらすべての力が必要です。
塾は「大手だから」「とりあえず皆が行くから」という理由で選ぶものではありません。塾の規模や実績ではなく「ご自身のお子さんに合うか合わないか」を優先してください。
勉強する方向が間違っていてもそれが露わになるまで気づきません。
意味や流れを伴わない暗記、単語帳づくり、まとめノートづくりは、勉強しているように見えますが、実は「作業」です。長時間机に向かっているのに成績が上がらないのは、ほとんどがこのケースにあてはまります。
ぜひ小学生のうちに「正しい勉強とは何か」知り、継続しましょう。
さらに今年からの小学5・6年生は、英語も必要です。中学からでは出遅れます。
塾生のみなさんはもちろん、塾外生のかたも含め、特に6年生は、夏・秋・冬で中学への準備をしていきましょう。小学校内容を復習するのに少なくとも半年はかかります。
夏休みは小6生にとって中学生に向けて準備し始める最初のチャンスです。着実に復習していきましょう。