【漢字検定か日本語検定か】
「漢字検定を受けたほうがいいですか。」と尋ねられる度にお知らせしてきたのが、
日本語検定です。
普段私たちが何気なく使っている日本語ですが、思わぬ勘違いや思い違いも多く見られます。 日本語検定は、日本語を正しく使えるようになるための手立てとなります。(日本語検定サイトより)
漢字検定は有名ですが、日本語検定の認知度は低いのではないでしょうか。
漢字検定もよいのですが、書き順や部首の分野で細かすぎるところがたまに傷です。基本的な部首がわかり、読み書きができればよいと思います。
※漢字検定は、分野ごとに強弱をつけて勉強するのをお勧めします。
漢字検定や日本語検定は、夏休みなど長期休みに勉強のリズムを保つ目的で取り組むとよいですね。
実子の例)
小学生の頃、漢字検定はテキストだけやって受けず。ただし「できる」ようにはしました。日本語検定は受けました。
私の例)
中学生時に、母親が「お母さん漢字検定3級受ける。一緒に受けない?」と言いだしたので、「お母さんが3級なら私は2級にする。」ということで受けました。
その他、小1時に「首都覚える競争」に誘われました。勝ちたい願望から夢中になりました。
植物採集、風景スケッチも誘われました。単に母本人がやりたいだけで、私のためではありません。
絵本を読むのはうまかった!紙芝居とか。お友達もたくさん聞きにきました。
今とは違いほのぼのした時代でしたが、「実体験が大事」と思うのは母のおかげかもしれません。
今思うに「情景や実物が浮かぶか浮かばないか」は、机上のテストにおいても非常に大きな差となって現れるということです。「知らないことがらだらけの文章を読んで問いに答えるのは無理」なのは明らかです。
するとテクニックに走りたくなるわけですが、小学・中学における国語問題のテクニックとはなんでしょうね。右から左に普通に読めれば、特にテクニックに走る必要はありません。
そもそも小学・中学でテクニックと呼ばれているものにたいしたものはまるでなく、「単に文章を読む上での基本」(前島先生談)です。
入試前には、愛知県入試に合わせ点になるよう教えますが、まともに文章を読んできた生徒であれば、国語はそんなに大きな負担にはなりません。
まとめ
①日本語検定のお勧め。
②ことばの学校で本丸ごと一冊読む楽しみを知っていると「文章への抵抗が減る」と同時に、「情景描写や含みのある言い回しに慣れ親しめ、表現が豊かになる。語彙や漢字をはるかに自然に、かつ実用性を伴って体得できる。
③漢字は入試に出るレベルとしては高くない。ただし入試用のもので別途勉強する必要はある。そのときほとんど知っている状態かどうかは、②の積み重ねにより差が出る。漢検はどちらでもよい。