【英語を身につけるなら英語圏の文化も同時に】

英語に限りませんが、言語を身につけるときにはその国の文化や考えかたも同時に身につけなければなりません。

日本語を英語に訳すだけでは、英語話者からすると摩訶不思議な内容になってしまうこともあるでしょう。英語圏における個人の重視や多様性の尊重を理解することは、英語を学ぶ上で非常に重要です。

ですから、現在の教科書ニューホライズン3年に載っている文章(p.92)には違和感しか残りません。( 日米の学校生活の違いについての文章です。)

では来年度の教科書改訂。英語技能習得面だけでなく、文化的背景にも対応したものになっているでしょうか。今後、注視していきたいところです。

ところで、9月から開始のオックスフォードリーディングツリー(YOM-TOX)は、イギリス小学校のうち8から9割が実際に教科書として採用しているものです。当然、イギリスの感覚で作られています。もちろん表現も絵も全て。

『異文化への窓』となるオックスフォードリーディングツリーの絵本。

これを使用し、日本にいながら異文化をそのまま吸収しましょう。新しいものに対する小学生の吸収スピードは、大人の比ではありません。

ご自宅でもアプリをダウンロードして復習可能です。英語を英語のまま何度も耳と目から入れていきましょう。

文法的に正しく理解し書ける英語を身につけるという点については、すでに一斉英語授業にてしつこく行っています。まずは文の要素と品詞の習得です。日常会話だけではなく、高校・大学でまともな英作、さらに論文が書けるための基礎を身につけます。

基礎というのは簡単という意味ではありません。文字どおり、基本となるいしずえです。つまり全ての教科において基礎を侮ることは致命的な手抜きにつながります。

当たり前で簡単そうに見えることが、実は一番難しく時間がかかります。英語に限らず、小学生のうちから基礎を固め中学を迎えましょう。