【中学生 理科の勉強法】

愛知県公立高校入試の理科は、平均点が低い教科です。しかし一見難しそうな問題もある程度出題パターンが決まっている勉強しやすい科目でもあります。正答率5%以下のような問題を除けば、ある程度までは対策が可能です。(ただし、論理的思考力の高低によりどうしても差がつくのも事実です。)

まず設問が長い。そのため、実験1、実験2、実験3を読んでいくうちに何を問われているのかを見失ってしまいます。ではどうしたらよいでしょうか。

まず、実験1で分かったことを頭の中に一時的にストックする。同様に実験2・3で分かったことも一時的にストックする。そして最後にストックした情報を整理する。

つまり情報を整理しながら順序立てて読む力、論理的思考力が必要になります。もちろんそれ以前に長い設問を読みきる体力も必要です。

高校入試が迫った中3生に対し、このような本格的な論理的思考力を促成するのは正直無理な話です。しかし設問対応力を伸ばし「成績」を上げるのはそう難しくはありません。

(当塾では「成績」と論理的思考力を含む「学力」は別物だと考えています。)

理科の「成績」の上げ方

①一定期間、同じ分野の問題集を複数解く。理科は実験結果が同じであるため、同じ分野を複数解いていくうちに「またこれね」となっていく。数日同じ分野ばかりやる。

② ①の繰り返し。次に苦手な分野ばかりを複数解く。(複数とは2、3問のことではない。塾にある理科分野別問題集にあるくらいの量)

③一通り苦手分野をやり込んだら、通しで全分野取り組む。

強制的に今日は理科!という日を何週間か作るしかありません。とくに受験生は部活が終わっているでしょうから、土日はすべて勉強です。