正しく書く習慣を続けると、成績も上がる
やはり、字は丁寧に書いたほうが得です。
提出してくれる宿題を見ていますが、やはり丁寧な文字は見やすいため、よく見ようという気になります。ミスしていても、計算過程の詳細を追う気になります。
逆にあまりにも見にくいと、見るのが辛くなってきます。それでも塾ですから、頑張って読み取ろうとはします。たぶんこう書いてある、と目を凝らして見ています。
しかし、中学でこれは通用しません。テストでは容赦なくバツ。提出物の印象もよくありません。関心・意欲欄がA になるとは思いがたいです。
小6のみなさん、半年後は中学生です。人に見せる前提で書く練習を少しずつ始めてください。
正しく書くことは、ミスを防ぎます。自分の書いた字を見間違えて計算ミスするのは損ですね。
幼児や低学年は、親指の付け根の筋肉が発達していないため、正確に書くのは難しいと何かで読んだことがあります。
しかし高学年ともなれば、習字を習っていなくても気持ち次第で正しく書くことは可能ではないでしょうか。
もちろん個人差があります。今でこそしっかり許容範囲ですが、高学年入塾時には、カチンコチンの文字しか書けず、内心どうなることかと思う生徒さんがいました。
ただその子は毎回きちんと宿題をしていました。そして素直でした。文字だけでなく実は学習面も心配でしたが、なんと普通にできるようになりました。
「毎回きちんと」を一年、二年、続けると変わるという実例です。
「先生は見やすく書いてくれるとうれしい」とIアイメッセージで伝える。見やすく書いてきてくれた日には「助かった、ありがとう」と言う。するとニコッとしてくれる。よいスパイラルに持ち込めるようにしたいと思っています。