【令和7年度 愛知県立附属中学校入学者選抜 適性検査問題 所感】
愛知県教育委員会より、令和7年度愛知県立附属中学校入学者選抜の適性検査問題が公表されました。県立附属中学校の適性検査として無理のない難易度で私的には好感が持てました。小学生にとって非常に負荷の大きい私立中学受験とは異なる立ち位置を示せたのではないでしょうか。
とはいえ大前提として長いリード文を読み切る体力と理解力が必要な問題であることから、(今それほど知識を詰めこまれていなくても)今後伸び代がある子を求めていると思われます。
私立中学受験向きの上位学力層ならいざ知らず、いわゆるボリュゾと言われる層が勉強量の多さから解法テクニックに走ったり、特殊算のパターンを覚えこんだりするよりは、よっぽど健全な検査だったのではないでしょうか。
僅差で合否が決まるのは愛知県公立高校入試と同じなので、愛知県立附属中学もその路線なのでしょう。
ただ来年度は、今年の得点分布結果を鑑み、もう少し難度が上がるかもしれません。