【2022愛知県公立高校一般入試Bグループ国語解説】

2022愛知県公立高校一般入試速報 問題・解答・解説つき

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Bグループ国語解説

昨年度や今年度のAグループと比べるとやや難化した。現代文は大設問一も三も説明的文章だったが、どちらも中学生にとってはなじみにくいレベルの文章で読み取るのに苦労した人が多かったと思われる。例えば「国語辞典はことばの意味を記述しますが、定義はしません。」などである。

また個々の小設問も解答を選ぶのにかなり戸惑うものが多かった。

三の(四)の要約問題は、条件に出された二つの言葉以外に「自由に重さを変えることができる」「合理的で気楽な構造システム」という二つの部分を取り入れる必要があるので、うまくまとめるのに少々苦労したかもしれない。文末はAグループのような指定がなかったが、理由についてまとめるのであるから「〜から。」または「〜からである。」とする必要がある。

三の(六)のような「参考文」として出された文章と関連させて解答するという、愛知県としては新しい傾向の問題(大学入試共通テストを意識したものか)が出されていた。

一の(四)のような本文中の波線部が含んでいる微妙な意味を問うという新しい傾向が出されていたりすることも難化した要因である。