【受験勉強 気力・体力のピーク持続期間は3ヶ月】
「入試は羽化する時期の早い者勝ち」です。今本気でやらないと二学期の成績は必ず下がります。これからが山場です。
今回は範囲表が出るのが早いですね。「短縮授業だった分、早くから準備しなさい」という学校からのメッセージでしょう。
9月 大人の感覚
「公立高校一般入試まで半年切った!」
中3生の感覚
「まだ9月。まだ半年くらい頑張らないといけないのか。長くて大変だな。」
9月。しっかりしてきたとはいえまだまだ余裕の構え。頑張らないといけないという気はある。
10月。中間で思う結果が出た人はそのまま突っ走る。「期末はとりもどさないと。」という人は人が変わったくらいにやる。
11月。「やること多い!無理!」と思いながらも状況がそれを許さず、否応なく限界値が上がり始める。期末前はさすがに全員必死。受験生の目になる。
12月。私立の過去問が気になり始める。ちょっとやってみるものの問題の難しさにうろたえる。「6割取れるときと取れないときがありますがどうしたらいいですか。」という質問が増える。私立の問題はそういうもの。公立本命なら無理に今、私立過去問をやる必要はない。
受験勉強が本人を成長させるため、勉強体力がMAXになっている時期。
1月。定期5、全員全力投球する。結果に一喜一憂する暇はない。すぐさま約2週間、私立過去問にとりかかる。公立本命ならばこの2週間を私立対策に充てる。
2月。6割とれるか不安なまま私立高校入試。みんな高校生にはなれるから安心して。
とりあえず気持ちを入れ替えて公立対策にラストスパート。抜け落ちチェック徹底・スピードUP・ノーミスに全力を尽くすようになるはず。別人と化している。
3月。ためこんでいたものがなくなるほど勉強しつくし、他にやることはないか聞いてくる。前日まで伸びる。
3月末。🌸がやってくる。
第一志望でない場合、本当の春は高校に入って楽しくなってきた6月くらいかもしれません。子どもは切り替えが早いのが取り柄です。親がいつまでも引きずるのが一番よくありません。親が「大学受験でリベンジ」などと言っているとよいことはありません。入った高校で楽しそうにやっているか、子どもの顔が元気そうか、勉強はついていけているか、そこに注目してください。高校入試は真剣にやるべき最初の登竜門ですが、通過点でしかないともいえます。
とはいえ、今は全力でぶつかりましょう。通過点ですがそれを言い訳に使ったり、本気出してなかったから、というのはみっともないので避けましょう。他人との比較ではなく、自分で自分に胸を張れるかどうかだけを基準にすると無駄なことに気を取られることなく目標に集中しやすいと思います。