【どんなときに一番伸びるのか】それは一人考えているとき

ツイッターでフォローしている他県の塾長さんお二人のツイート。ご了承を得て掲載をしています。どちらも個人塾としてのプライドと実績をお持ちの塾長さんです。

神奈川県小田原市 慧真館

「ひたすら演習問題を解いたり反復したりという勉強は、孤独でクソつまらないから誰もが嫌う。さらには授業映えもしないから、悪いことに学校や塾の先生もなかなかやりたがらない。でも一番力が付く勉強はこのクソつまらない問題演習。楽しく意見を発表したり熱のこもった授業を聞いているときじゃない。」

神奈川県神奈川市 岩沢学院

「伸びるのは自分でウンウン唸って問題を解いている時。その時間をいかに多く取るかが肝。」

さすが競争の激しい神奈川県の二塾。

でもほら、どちらの塾も「問題演習で一人闘っている時間が一番伸びる」とおっしゃっているでしょう? あかつき塾と同じスタンスです。


中学生の間にこの習慣を身につけた生徒が高校で伸びる生徒です。

塾としては、合格のためのノウハウを教えてとにかく詰め込み、無理矢理ワンランク上の高校に生徒を入れたら「おめでとう!」かもしれません。確かに高校受験進学塾なら実績が第一。

でも「高校合格させたら、あとは知らん。」ではいけないのです。長い目で見ると。

全力で下駄を履かせての高校合格。これでは生徒がその後、苦労するのが目にみえています。

あかつき塾では、中1までが習慣づけ、自ら学ぶ姿勢を身につけるチャンスだと考えています。中2からでは、へんな癖を抜くところからはいないといけないから、さあ大変。

だから中1で少しでも「うちの子大丈夫?」と不安がよぎったら、迷わずお越しください。

二学期が終わってからでは、、、積み残しの山との闘いです。

復習しているうちに学校は先に進み、頑張ってるつもりでも劇的に点数につながるはずがありません。つぎはぎだらけの学習になってしまいます。このつぎはぎを埋めていくのは、三者(本人、保護者、塾)にとって苦行でしかありません。

そもそも習慣ができていないから、集中力も勉強体力もない。ないないづくしで闘う子どもの気持ちになってみてください。

そんなときに、「まだ成績が上がらないのか?」とせっつかれても無理に決まっています。

勉強には、基礎からの強固な積み重ねが必要なのです。

だからもしお子さんが既に中2で困っているなら、激しい言葉を投げかけても無意味です。目先の定期テストの点数が少しでも上がったらよし、我慢です。点数も学習態度もすぐには変わりません。

その子が少しでもやる気の出るように、よいところを褒め、ダメ出しはしない。淡々と教え、繰り返し宿題を出すのみ。採点をきちんと一ページずつさせ、直しをさせる。これだけでまずは精一杯だとお考えください。

これが最低限。これができてからが「勉強」です。

やはり勉強体質を早くから作ってやりましょう。およそ12年間という長い学齢期間を闇の中で彷徨わせないために。