【学習者のためのおすすめ問題集】これに取り組むにも読む力が必要

ブルーベリー 花言葉は「実りのある人生」「知性」


当塾でよく使用している教材出版社の問題集。どれも学習者のためをよく考えて作られています。

社会・理科的好奇心を育みながら読解力をつけていく「読解はかせ」

英文法へのこだわりが感じられる構成・解説と基礎練習量を確保した「みるみるわかるステップ式 英語」

とにかく解説が詳しい、図が豊富。かゆいところに手が届く「みるみるわかる新中学理科」

などなど。苦手だと感じたら、これらの教材がよいです。特にしっかり理解しないと先に進めない、進みたくないタイプにはイチオシです。ただ解説が詳しいため少し分厚い。随所に飽きない工夫(キャラクターからの吹き出し、ワークシート式) がなされていますが、それさえ読むのが面倒くさい、要領よくなんとなくわかればいい、というタイプには向きません。

このように、よい参考書、問題集というのは解説が詳しく、何を理解させたいのかが明確です。

受験学年が近づいてくると学校からあたかも学校がおススメしているような問題集斡旋用紙がきますが、これははっきり言って必要ありません。ただの問題の羅列に過ぎず、一問を解くことにより他の問題にも応用できるような本質的な問題ではないからです。

良問とは、他の問題でも応用が利くような汎用性のある本質を突いた問題です。

その一問を解いて、だから何?(しかも無駄に少し難しい)というような問題に勉強時間を費やすのは、それこそもったいないですね。

学校に出入りしている業者の問題集は、全力で不要です。


以下、学習者のための問題集を出している都麦出版社長ブログです。このブログにある通り、「疲れた」や考える前に「わかんない」と言う子は多いです。そもそも読むのが面倒、読まないからわからないに決まっています。

読むというハードルを下げてやることが学力向上には不可欠だと感じます。

小さい頃から読む習慣を。


【社長ブログ】言葉をもたない子ども達

私は先日、石川教育研究所 代表 石川幸夫氏の文章を読みました。

そこには、私が危惧している、現代の子ども達のある傾向が報告されていました。

それは、最近の子ども達には「言葉をもたない子が多い」ということです。

氏は教育評論家として有名で、ご自身で塾も経営されています。

そこで氏は、その塾生である小学校高学年から中学2年までの、約100人について、言葉の調査を行ったそうです。

すると、子ども達が最も多く使う言葉は「疲れた」で、次に「普通」、その他には「ださい」「意味わかんない」「知らない」などが続くそうです。

一昔前までの子どもなら、何事に対しても好奇心一杯で「疲れ」などという言葉とは無縁だったことでしょう。

一体なぜこんなことになってしまったのでしょうか。

氏は真っ先に「スマホの影響」を挙げておられました。

私自身は、幼児期には絵本の読み聞かせがとても大事であると思っています。

そして、今も多くの保護者はそれを実行されているだろうと思っていました。

しかし、それは違うようです。

最近の親は、子ども達にスマホによる幼児動画を与えているようです。

これでは、子ども達を一日中テレビ漬けにしていることと変わらないでしょう。

そこには脳の機能を高める五感への刺激もないことでしょう。

今の子ども達の「感動する心」「物事を深く考える力」などが衰えているとしたら、それはスマホの普及も悪影響を及ぼしているのかもしれません。

充分な配慮が必要なようです。