古文の読み方 基本の三つ
今日は古文の読み方を紹介します。
まずよくとりあげられるのがおなじみの「徒然草」。
「つれづれなるままに」というブログタイトルもここからとっています。
まずは受験生なら知っていて当然、「古典三大随筆」。
さらっと言えますか?
「古典三大随筆」といえば次の通り。時代と共に覚えてください。
まずは「枕草子」 平安 清少納言
次に「方丈記」 鎌倉 鴨長明一番忘れそう!
最後に「徒然草」 鎌倉 兼好法師(吉田兼好)
続いていよいよ「古文の読み方」
読み方①省略されている主語を把握せよ
高校入試の古文に出てくる人物はせいぜい2,3人です。ある人物が出てきたら、最初に〇をうっておきましょう。二回目からは省略されてしまいます。
読み方②助詞の省略に慣れよ
日本語にしかない「助詞」。「は」「を」「が」「も」などです。英語には「助動詞」はあっても「助詞」はありません。日本語独特です。
助詞は、地味な存在ですが非常に重要なはたらきをします。にも関わらず、古文ではちょくちょく省略されます。これは音読をして慣れるしかありません。
例「玉(を)投げる者(が)あり。」
読み方③登場人物の上下関係を把握せよ
このためには、古文でよく使われる敬語を知っておく必要があります。
尊敬語 「おはす」「たまふ」「のたまふ」「おぼす」
謙譲語 「奉る」「申す」
まずは尊敬語と謙譲語だけ知っていれば、登場人物の上下関係を把握しやすく、だれのセリフかがわかります。
これだけでもだいぶ違います。
古文は英語と同じで習うより慣れろです!
古文と現代語訳を交互に音読するだけで、リズム感がつかめてきます。スポーツの基礎練習と同じ。
古文も漢文も、実は得点しやすい分野です。
一年生のころから、原文だけでなく、現代語訳まで暗記するほど音読しよう!
まだありますがつづきは次回に!