勉強の仕方がわかりません。『What』何を より『How』どう?が大事。その2️⃣
その1️⃣のつづきからです。
今世の中には、「コレをやれば成績が上がる」という優れたものが巷に溢れています。あるものは利用すべきですが、安易に『What』何を に走るのは心配です。大事なのは『How』どうやるか、です。
勉強法の王道は決まっています。(中1生は以下写真の本も参考されるとよいです。)
違いはどうやるかです。どんな気持ちで取り組むかです。最初の一回、いつもより頑張ってみましょう。学年が低いほど効果は早く出ます。きっとその後は、『勉強やらなきゃ』のハードルはだんだん下がってきますよ!
1 教科書を理解できるまで熟読。理系科目は教科書例題類題演習。文系科目で暗記すべきものはマーカーを引く。(マーカーの引き方については後ほど) 暗記のため白紙になぐり書き練習。
2 学校ワークを調べながらでなく、自力でやってみる
3 こまめに丸つけをする。1ページか2ページごとに。間違いに早く気づき、訂正するため。
4 暗記ものでこれは覚えにくい!というものを別にメモする。メモノートを作っておくと良い。
5 学校ワークを全問二周はする。1回目、2回目と色を変えながら丸つけ。三周めは二周めに間違えたものだけ。
回数を重ねるにつれ、間違いは減っていくはず。もし間違いが減っていかないなら、一回一回の直しを丁寧に。写して終わりになっていないか? わかったつもりにならず、手を使って一から解き直し。又は理解不足なので質問。
苦手なものは何回やっても苦手。だから「苦手科目」という。二、三回で克服できたらそれは「苦手科目」とは言わない。大なり小なり誰にでもある。落ち込む必要なし。ただし繰り返せば、底上げは必ずできる。あきらめたらそれまで。
6 5までがきちんとできていたら、他のテキスト類に着手。たまたまマルだったもの、疑問が残るものに付箋。教科書などで再度確認!コレ大事。
ああそうなんだ、へー、覚えた(今だけ) で終わらない。間違えた部分の教科書ページに戻り、周辺知識とリンクさせると記憶に残りやすい。理科や社会は特に。知ってたけどどっちか迷ったんだよね、という言い訳をしなくてよくなる。
英語も同じ。テストで英作文が出て、前置詞を間違えたとする。初見のようで初見でない。教科書のどこかで同じ言い回しが使われているもの。
7 テスト前に、ざっと一通り見直す。4の自分だけのメモノートや学校ワークで何回も間違えたところを最終確認。これでもかと、もう飽きた頃やっとテスト。
ここまでやった結果はもうわかりますね。実際、今回の期末テストで10ランクを取ってきた生徒さんは、上記のようにやっていました。
どんなに天才に見える子も、実はやっています。学年一桁台は、頭の良し悪しよりストイックさの違いのみではないでしょうか。
勉強のハウツー本の代表はこちら。教室にもあります。全てに共感するわけではありませんが、一読の価値はあります。
自学自習が基本。わからないことは教科書、参考書、解説を読んで調べてみる。それでもわからなければ質問。解決したら身につくまで繰り返すこと。まさに『How』どうやるか?にかかっています。
以上は中学生向き。
小学生のうちは、非常に忍耐力との勝負になります。いかに自分で読ませるか、いかに問題に目を向けさせるか、すぐには教えず、日々闘っております。イジワルしているわけではありません。
これを繰り返していくと、中学生になったとき、先生が『すぐに教えてくれなかった理由』がわかると思います。