【令和7年 2025年 愛知県公立高校入試 国語 傾向予想(後編)】

中編からの続きです。


    ここからあとは出典になりそうなものをめぐって、小さな可能性について思い浮かんだことを書いてみます。

    愛知県(だけに限ったことではないのですが)の入試問題の作成者は、意外に世の中の流行りに敏感に反応するというか引っ張られるところがあるみたいです。そうすると、古典に関しては世間で大いに話題になっていた去年のNHKの大河ドラマに微妙に関係したものがなにげなく出されるということも考えられるのではないでしょうか。

    ストレートに『源氏物語』から出されるということはさすがにないと思いますが、『枕草子』や『更級日記』など今までに何度も出されたものや、『紫式部日記』からの出題も考えられますね。

    それから、藤原道長や安倍晴明についてのエピソードを語った文章。さらにそこに「漢文や漢文っぽいもの」ということも考え合わせると、藤原実資(さねすけ)の『小右記』(道長の「この世をば……」の和歌が記録されている書物)なんかから出されてもおかしくないようにも思います。

明日は、解答速報に基づき、その解説を載せる予定です。

受験生と受験生を支えるご家庭のみなさま、あと一日です。元気に無事に当日を迎えられますように。

塾生の皆さまの吉報をお待ちしております。